「おーいい天気だ!」とやる気満々で、東京都台東区にある旧岩崎邸庭園を訪れた。湯島天神や上野不忍池もすぐそば。
この庭園に現存する建物は、三菱の創始者・岩崎彌太郎の長男・久彌が建てた岩崎家の本邸である。往時には、1万5000坪余りに20棟もの建物が並んでいました。
建築物を眺めていて、Eaglesの「Hotel California」のジャケット写真を思い出した。茜色の夕日がバックならば、まさにHotel California!
モノクロにしたところなんかいい感じ。中世ヨーロッパのお城を舞台にしたホラー映画みたいだ。
実はここを訪れたのはOsmo Pocketで動画を撮るためだった。実際何カットも撮影したので次は「動画作品」と思いきや。。
「な、なんということでしょう」、、この日の収穫は「動画と静止画はそもそも違う」とあらためて気付かされたことのみ。^^;
気を取り直して、今回はあらためて動画について考えてみることに。
まず静止画は「一瞬の光景」を切り取るものだ。撮影時には、被写体の選択・構図・光の状態・明るさや色・ボケ具合などを計算し、ファインダーの中になんとかそれらを閉じ込めようと試行錯誤する。それは魅力ある一枚をものにしたいから。これこそが写真を撮る最大の楽しみだと感じる。
一方動画は「静止画とは別のこと」も考慮すべきだと痛感した。記録用の動画ではな<、「動画作品」を撮影するならなおさらだろう。しかし自分は それに気付いていなかった。もちろん他に技術的なことは色々あるだろう。でもその前に「動画撮影時に最初に考慮すべきこと」として以下のように思った。
- 大前提としてそれが「動く作品」であること
→「動いているからこそ魅力的にうつる被写体」を捉えることが、動画で表現する意味ではないかと。つまり静止画で魅力を感じる箇所とは別だと思う。 - たった数分の作品でも、同じような力ットばかり続けば何の魅力もないつまらない映像になる(今回はこれ(笑))
→ 今回は同じ建物を何力ットも撮影。撮影中は「いろいろな力ットを撮った」と思っていたが、PC に取り込みそれぞれをつなげてみると、同じような絵ばかりの作品になり自分で観ていてもヒジョ~につまらなかった。(笑)
このように、動画として魅力のある「作品」を創りあげるには、その性質を踏まえたうえでのストーリー展開をあらかじめ描いておくことが重要ではないかと。YouTube でOsmo Pocketで撮影された動画作品(特に海外)を鑑賞するとそれを痛感するのであった。
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