なんということでしょう 写真は楽し

まったりカメラ

ソニーα7R IIIで撮影しています。日々まったりと。 since 21 Oct. 2018

Nikon F - 伝説の一眼レフ

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友人からNikon Fを譲り受けた。(記事の写真は α7R III + batis2/40で撮影)

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Nikon Fの名は「一眼レフを普及させた伝説の力メラ」として耳にしたことがあるくらいで、その詳細は知らなかった。調べたところそれは1959年、なんと60年前に発売された力メラだとのこと。

実はこのNikon Fが発売される以前、カメラの主流は一眼レフではなく、「レンジファインダー」だった。

そのファインダー内に表示されるのは、一眼レフカメラのような「撮影レンズを通して見た光景」ではない。「写ルンです」のように、撮影するレンズとは別の「覗き窓」から届いた光がファインダー内に表示される。

「レンジファインダーカメラ」のファインダーを覗くと二つの像が見える。一つは「覗き窓」を通して見える外界の光景、二つ目は内蔵する距離計から「撮影範囲を示すブライトフレーム」とともに、画面中央に送られる小さな「□」画像だ。フアインダー内にはこれらの二つの像が合わさって表示され、この二つをピタッと重ね合わせる事でビントが合う。(説明がわかりにくく申し訳ない)


1950年代はライ力が牽引するその「レンジファインダーカメラ」が市場を席巻していた。その技術を世界中のカメラメーカーがコピーしたが、それすらできない程ライ力のカメラ性能はすごかったらしい。

なかなか勝機を見いだせなかった国産メー力一は、結局レンジファインダー機よりも「一眼レフカメラ」の開発に注力することになった。これが良かった。

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1959年に一眼レフカメラの「Nikon F」が発売されると、瞬く間に世界中の力メラマンが愛用するようになり、ついには「カメラはレンジファインダーから一眼レフへ」の流れをつくってしまった。これ以降、NikonやCanonなど日本メー力ーが世界の力メラ市場を席捲することになる。なるほど、これは力メラ分野のみならず、日本の工業製品としても「伝説」といえるだろう。

Nikon Fはなぜそれほど成功したのか。

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それはこの力メラが「プロユースに耐えられる世界ではじめての一眼レフカメラ」だったことに尽きるらしい。これが理由で世界中の力メラマンが愛用するようになった。そして今に続くNikonのFマウントも、ここから始まったのである。

Nikon Fの物語を、今はなきNHK「プロジェクトX」に題材として取り上げて欲しかった。(笑)



実際にNikon Fをじっくりと眺めてみるとメチャメチャカッコいい。金属の塊感、虚飾を排したメカメ力しく重厚な質感、洗練されたデザイン。とても60年前に作られたものだとは思えない。ちなみにNikon Fのデザインは、のちの1964年に開催された東京オリンピックのメインポスターを手がけた人物によるものだと知って驚いた。

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50mm 開放値F1.4のレンズがついている。

実際にこれで撮影してみたいところだが、フィルム自体を持ってないし、撮影の方法もよくわからない。そもそもこの力メラは内部に露出計を備えていない。いったいどうやって撮影するんだろう。撮影の度に露出計を使用?それとも力メラマンの知識と力ンが頼り?ISO感度(ASA感度)も固定なのに。いずれにしても相当な撮影スキルが必要だろう。このカメラの初代オーナーはかなりの力メラマニアだったと想像する。

このNikon Fが発売されて今年で60年。その間オートフォーカス機能、フィルムからデジタルカメラへ、ミラーレスカメラの隆盛等々、カメラが進化するにつれて「伝説の力メラ」がその都度誕生している。今なら(ソ二ー機を使っている身なので)一眼レフに引導を渡したとも言われるα9を挙げたいところだが、一方それはミラーがなくなっただけで、結局は従来からの「一眼」力メラとも言えそうだ。やはり60年以上続く「一眼レフ」の伝説を超えるには、少し力不足かも知れない。

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Nikon Fを眺めながら、力メラの今後に思いを巡らす。10年後の力メラはどうなっているだろう。コンデジを駆逐しつつある、現時点では最も勢いのあるスマホのカメラ。その性能が今以上に進化し、たいていの撮影はスマホだけで可能になるかもしれない。撮影後にビント位置を変更したり、ボケ具合を操ったり、高感度にも強くなったり、ズームもできるようになったり。。(焦点距離の異なる3種類のレンズを搭載した機種などは、実際今でも発売されているし)

でも自分はアンチスマホ派(笑)。「この先も絶対にスマホでは写真を撮らない」と断言できる。理由はただ一つ。画面が小さすぎてよく見えないから。。あっ、これはローガンのせい。(笑)

力メラファンとしては、いつの日か力メラの常識さえもひっくり返すような「力メラ」に登場してほしいと願っている。スマホなんかに負けるなよ!

 

P.S.手元にニコンFマウントからソニーEマウントに変換するマウントアダプターがあるので、このカメラの50mm F1.4 レンズをα7R IIIにつけて撮影してみようかな。

 

 

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GW最終日に横浜散歩 (2)

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「GW最終日に横浜散歩(1) 」よりつづく。

 帰り道は横浜市営地下鉄を利用するつもりだったので、みなとみらい駅から桜木町駅まで1kmちょっとの道を歩いた。通路の大半はビル内にあるが、ときどき屋外を歩くことになる。おなじみの観覧車も見える。

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歩きながら被写体を探してきょろきょろしていたら、セイコー腕時計の広告ディスプレイが目に留まる。キャラクターを務める大谷選手の人形がド~ン。

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今年も活躍してほしいけれど無理は禁物。きっと先は長いよ~。今年は欲張らずバットだけで楽しませてもらえば充分。大谷選手はまるでマンガの主人公の様だと思いません?こんなにも凄い日本人プレイヤーなんて記憶にないし、今後もずっと応援していたい逸材。人間的にも応援したくなるようなキャラクターだしね。頑張れ!

あ、今日今年第一号のホームランを打った!「ビッグフライ!!オオタニサ~ン!!」

 

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ドックヤードガーデン。かつて横浜みなとみらい地区には石造の造船ドックがあちこちにあったそうだ。ここでそれをしのぶことができる。

 

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桜木町駅に着くころにはすっかり日が落ちていた。

 

もちろん有名な撮影地で写真を撮ることは楽しいことだけど、どこかで見たような写真、絵葉書のような写真を撮影しがちなことに気づく。この日だけで約450カット(連写カットも含めて)も撮影したが、今まで見たことのない被写体、構図を意識して撮影してみた。写真的によかったかどうかはわからないが、自分にとってのスナップってこういうことなんだろうな、と思ったのだった。まずは自己満足したいしね!

 

 

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GW最終日に横浜散歩(1) - 炎のカメラ野郎の巻

いや~、10連休もあっという間に終わった。。^^;

 

連休中はダラダラと過ごしてしまった。特にどこかへ出かけるでもなく何時間もYouTubeやNetflix観たりと、結局まともに外出したのは数度の飲み会の時だけ。

そして、実はこの連休中に天の川を撮影するためにどこかへ遠征しようと思っていた。実際に天気やもろもろの条件がバッチリの日もあったけれど、いつも出発間近におっくうになってしまった。

夜6時頃家を出て、真っ暗な道を180kmほど運転。撮影後は寝ずにそのまま来た道を運転して帰宅(渋滞を避ける意味でも)。。これを思うとおっくうになってしまうのですよ。

う~ん、去年は気合を入れて「天の川遠征」したのに今年は気力がイマイチだ。これって年のせいか?

 

「いやいや、これじゃいかん」と、連休最終日に思い立った。空はどんよりと曇っていたが、ブツブツ言っている場合ではない。とにかく撮影に行くのだ。

 よし、電車を使って横浜に行こう。 

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事前に考えた。横浜は人気の撮影スポットで見慣れた写真も多い。自分も何度か撮影したことがあるので、今日はメジャーな被写体ではなく、その場で目についたものだけをスナップ撮影しようと決めた。これはボ~としてちゃだめだぞ、撮影中はアンテナを四方八方に張り巡らせるのだ!

そしてレンズは「ツァイス Batis 2/40」で一本勝負。単焦点だけど焦点距離が足りないときは、APS-Cクロップモードを使って「必殺技60mm」だ!

うーむ、だんだんと燃えてきたじゃないか、星飛雄馬のように。(わかります?)

で、まずはみなとみらい駅のモール内でパシャリ。

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外に出たら空はどんより。コスモワールド裏の運河沿いを歩く。

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しばらく歩くと海に出る。やっぱし海~~、テンションがあがる。遠くの空は晴れているのに撮影地点はどんよりしているという、変な天気だった。

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↓は有名スポットのインターコンチネンタルホテル。CP+ メイン会場の横にある。

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おまけ。

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無心でシャッターを切り、この日の数時間だけで約450枚のカットを撮った。鬼気迫りつつシャッターを。。周囲からは、その姿がまるで「炎のカメラ野郎」だと思われたかもしれない。(笑)

その後自宅PCで写真を見ると、大半がダメダメ写真だった。でも気にしない。10枚に1枚、いや20枚に1枚でも成功写真があればいいじゃないか。むしろスナップ撮影はそれも含めて楽しい。

 

というわけで、連休最終日にしてやっと充実した気持ちになれたのだった。

GW最終日に横浜散歩(2)につづく。。

 

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連休中のオフィス街

GWはいかがお過ごしですか。

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今年のGWは10連休。日本橋へ立ち寄ったついでに、休日のオフィス街をぶらぶらすることにした。やはり連休中ということもあり、スーツ姿のビジネスマンは見当たらない。オフィスビルの地下街にあるレストランも、大半は営業をしていないようだ。

オフィスビルのエレベーターホールもしいんとしている。時折到着するエレベーターからは、いつもと違う人々が降りてくる。

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地上を行きかう人々も休日モード。でもちょっとお疲れかな?

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α7R IIIのファームウェアアップデートにより「動物瞳AF」が搭載された。いつかこれを試したいと思っていたところ、突然目の前に数羽の鳩が降り立った。チャンス到来。焦ってファインダーを覗いた。ところが瞳に「フォーカス枠」が一向に現れない。どうも瞳が認識されないようだ。この「動物瞳AF」は鳥系には対応していないらしい。これは通常のAFを使った一枚。

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三越の玄関にお神輿が展示されており、これがいい感じの被写体。しかし立ち入り可能な場所からは残念なアングルでしか撮影できなかった。それでもファインダーを覗いていたところ突然、この「お面の瞳」周辺にフォーカスポイントの「□□□枠」が出現した。おおー、自動的にピントが合う。これが「動物瞳AF」か!犬猫系には対応しているとのことだったが、お面とは。。(笑)

 

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昭和な酒場 - カールツァイスBatis 2/40 CF

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溝の口駅西口商店街。ここには戦後のドサクサ感が未だ色濃く残っている。通り抜けるたび、どことなくシミジミした気持ちになるのであった。自宅が隣駅にあるのでしばしばここを訪れ、ブログでも何度か記事にしたことがある。


ここで飲み会をした際は、「二軒目」によくこのバーへ立ち寄る。

こじんまりとした店内はとても暗い。今日はカウンター席に座った。正面の棚には色々な銘柄のバーボンが並ぶ。

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一軒目で陽気にビールを飲んだ後には、二軒目のバーでゆっくりとバーボンを楽しむ。こういうのっていい。

カウンターの中で、ウェイターが客に出すカクテルや酒を淡々とつくっている。

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 おまけ。飲み会前に溝の口駅から延びるメインの商店街をパシャリ。

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Batis 2/40はやはりスナップにうってつけのレンズだ。持ち運びも苦にならないし、単焦点だけどカメラのAPS-Cクロップを使えば60mm相当のレンズになるのも助かる。


P.S. 「深夜食堂」というドラマをご存知ですか?NetflixやHULUなどで放映中のシリーズドラマで、以前は映画館でも上映されたらしい。最近はすっかりこれにはまり中で、こんな食堂が近所にあったら毎日でも通いたい。ここ溝の口西口商店街にも、この作品に通じるものがあるように感じる。

 

 

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神社の桜 - カールツァイスBatis 2/40 CF 

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40mm F8 SS1/400秒 iso100 


新しいレンズを入手した際には、しばしばテストを兼ねて自宅近くの神社を訪れる。

ここではF8~F11、パンフォーカス気味の写真を多く撮影したけれど、今日はツァイス Batis 2/40 CFを使って開放F2.0での写りを試そうと。ついでに去年見かけた神社の野良猫を被写体にして、「動物瞳AF」(カメラ本体ファームアップで追加された)も使ってみたかったが、残念ながら今日は野良猫を見かけなかった。う~む、どこかで昼寝でもしてる?

境内の端に、満開を過ぎても花が咲いている桜の木があった。神社と桜の取り合わせはとてもいい。「The 日本の景色」という印象。

 

以下の写真は開放F2.0で撮影。

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画面に月が入ればますます「The 日本の光景」だ。

 

次は境内を接写してみた。 

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 最後はF8で撮影。

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ここ一か月程単焦点レンズばかりを使っていると、あらためてズームレンズとの違いを感じる。

  • 軽いということ。これはスナップ撮影には大いに助かる。
  • 画質が良く、解放F値の明るいレンズが多くボケを利用した写真が撮れる。
  • 構図の決定。

単焦点レンズでは、自分が動き回って構図を探す必要がある。ズームレンズの場合、自分が立っている位置でファインダーをのぞき、そこからズーミングして構図を決定することも多い。(本当はだめだけど)

単焦点レンズにはそれができない不便はある。しかし結果的にはじっくりと構図を考えることになり、それがより練られたものになる印象を持った。

そして解放値F2.0での描写。比較的遠距離にある被写体を、絞らずに撮った場合は、この焦点域(40mm)でもショットにもかかわらずちょっとだけ立体感が増す。そしてピントが合った個所はシャープに。うーむ、これはいままで自分にはなかった表現かもしれない。

 

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「接近戦もよろしくね」の巻 - カールツァイスBatis 2/40 CF 

 

「撮影最短距離が24cm」だということは、このレンズを購入した理由の一つだった。

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レンズ名の「CF」はClose Focus の略で、40mmという焦点距離ながら撮影最短距離は24mm。被写体に寄ればマクロ的な画が撮れる。

適当な被写体が見当たらなかったので、急遽右手でカメラを持ちつつ、左腕にはめた時計をパシャリ。この写真もそうだけど、以下の写真はすべてAPS-Cクロップを使ったので、焦点距離は60mmとなる。

 

次はテーブルフォトを。 

店のメニューに焼いただけのトーストがあった。でもせっかくだからと「チーズのせ」というのを頼んだ。その結果想像とは違うが運ばれてきたが、これが大正解。かすかに甘くてメチャメチャ美味だった。

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うーん、やはり寄れる!

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金属の質感表現もゴキゲン。

 

別の日にファミレスのサラダバーで。当然写真うつりを考えてカラフルに盛り付けたのであった。^^;

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こういう感じもいいかも。

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おまけにモノクロもドゾ~

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Batis 2/40 CFのファームウェアアップデートが始まった。(この写真はアップデート前に撮影)

価格コムなどで、仕様に記載されていない「近接撮影時に勝手に絞られる」という不満があがっており、(F2.0のはずがたぶんF3.5くらい?)購入前に気にしていた。今回のアップデートはユーザーからその指摘を受けたもの。

結局、

撮影距離が24~65cm、絞り値がF2.0またはF2.5での撮影時にのみ、自動的に絞り羽根が最大F2.8まで絞られる。絞り値がF2.8以上の場合は、近接撮影時でも絞り値は変化しない。

というファームウェアを、ツァイス側が急遽リリースすることになった。

接写時にF2.8が確保されるということかな。でもツァイスのレンズには、ボケのなだらかさや玉ボケの形にこだわるユーザーがもともと多いので、最初から仕様としてその旨が明記されるべきだったと思う。(exifにはそのままF2.0と記入されるし)

アップデートを済ませた後に、α7R IIIのEVFファインダーを覗いてみた。確かに自分で絞っていくと、F2.0からF2.8まで、ボケの具合や大きさに何も変化がなかった。アップデート後は、F2.0で撮っても実際にはF2.8なので(exifにはF2.0と記載される)、それなら最初から自分でF2.8にセットしたほうが精神安定上いいかもしれない。

まあ、自分の使い方では画質に大差なさそうだが。^^;

 


P.S.  α7R IIIも同時にファームウェアアップデートした。期待の大型アップデートで、実際に試したところ、噂の動物瞳AFには本当にびっくりした。いや、家の中でペットは飼ってはいないので、PCのモニターに映るYouTubeの猫動画を被写体にして、テスト撮影したのだった。(笑)

タイムラプス機能も追加されたし、これだけのアップデートが無料でできるなんて凄い。ソニー、グッジョブ!

 

 

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「投票は小学校でね」の巻 - カールツァイスBatis 2/40 CF

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地元の小学校で「統一地方選挙」の投票を済ませてきた。余談だが、統一地方選挙には前半(4/7)と後半(4/21)があるとは知らなかった。ここ神奈川県川崎市は前半組。

投票所で「清き一票」を投じる。当然のようにα7R III + BatisBatis 2/40を首にぶら下げつつ。この組み合わせは、こういうマジメな場所?でも周囲に威圧感を与えないのがいい。普段は小学校の敷地に入ることなど無いので、今日は学校らしいところ(校舎とか運動場とか遊具とか)を写真におさめたい。

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敷地内に入ると懐かしい記憶が蘇る。いや、昔この小学校に通っていたわけではない。でも何十年もの間、日本全国にある大抵の小学校は、その基本的な姿をほとんど変えていないように見える。実際ここでも数十年前の自分が抱いていた「小学校の正しい光景」を、いたるところで見つけたのであった。

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この日が今年の桜の見納め。

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あれ?これでF4なのか。このレンズでパンフォーカスを得るためにはF8とかF11まで絞る必要はないかも。

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今日もBatis 40mmでスナップした。このレンズの解放F値は2.0で、とびぬけて明るいわけではない。ただし躊躇なく解放値が使えるのが嬉しい。ピント面はとてもシャープだし、とろけるようなボケ&情感すら漂う描写がいい。これが「ツァイス」の個性なのかもしれない。

これまでボケを使った写真はあまり撮らなかったけれど、このレンズを使って感じたのは「時々はボケ野郎をやろう」ということ。(← オヤジギャグわかります?)

あと、スナップの際によく使ったのがα7R IIIのAPS-C クロップ。1.5 倍の焦点距離になるので60mm のレンズとなる。それでも1800 万画素を維持できるのは高画素機ならではの恩恵だと思う。

 

レンズ名の「CF」はClose Focus の略。次回は接写についての記事を。

 

 

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多摩川の土手と満開の桜 - カールツァイスBatis 2/40 CF

カールツァイスBatis 2/40 CFを購入した。

標準域の単焦点レンズがどうしても欲しくて、数週間検討を重ねた。そして画質はもちろん、気軽にスナップに持ち出せるように、軽さを最も重視したのであった。できれば総重量(カメラ本体+レンズ)を、1kg程度におさめたい。

また新しいレンズを購入するのは約一年ぶり。モリモリとテンションが上がるのは言うまでもない。

レンズの到着が桜の満開時期とも重なったので、テストを兼ねて多摩川の土手に出かけた。平成最後の桜は、いわゆる名所ではなく、近場でマッタリと撮影しよう。

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東京側の多摩川の土手には、あちこちで桜が咲き誇っている。のんびりと散歩する人、桜の下で弁当を広げ談笑するカップルや家族、みんなが楽しそうにしている。こんなまったり感が心地よい。

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この桜を撮っていたら、突然わきにプロのカメラマンが移動してきた。レンズが詰まった大きなジュラルミンケースを手に、肩からはキヤノンの一眼レフ (with 大砲レンズ)をさげ、モデルの女の子(=被写体)を連れている。そしてなんと、自分がまさに撮っている最中の桜の木の下に立つよう、モデルへ指示した。その結果、ずけずけと自分のファインダー視野にモデルが割り込んできたのだ。

えー?なになに?一瞬何が起こったのかわらなかった。が、すぐに「え、先に他人がここで撮影しているわけだし、なにはともあれひとこと断るのが当然の礼儀だろ。」「プロにはそんなの必要がないとでも思っているのか?なんだコイツ~!」と腹が立ってきた。

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。。しかし被写体として女の子が登場すると、自分のファインダーにもまるでグラビアの様な画が。。「あれれ?これはこれで悪くないかも」と思い始めた(笑)。なので、堂々と「グラビア撮影」を決行させてもらいましたゼ!ザマミロ(笑)

有名な行楽地などでカメラマンのマナーが問題になることも多い。「人のふり見て我がふり直せ」。ということで、自分も撮影時のマナーには気を付けようと思う。いや、でも今回の件は「カメラマンとしてのマナー」以前の問題だな。

 


 

。。う~む、いかんいかん。腹を立てている場合ではない。そう、今日はマッタリの日なのだ!桜も美しいし、新レンズもゴキゲンだし。この後も、汗ばむ陽気の中で小一時間撮影を楽しんだのであった。

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実はこの近くには「楽天」の本社がある。休日なので人はいないが会議にでも使うのだろう、通りのガラス越しに渋いテーブルが見えた。

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しかしカールツァイスのレンズは期待通りの描写をしてくれる。なんというかウェットというか。シャープでありながらボケがクリーミーで、情感あふれる絵を吐き出す。また発色がいいので、カメラの「コントラスト設定」をマイナス2くらいに落としたところ、より好みになった。

 

しばらくこのレンズについての記事になります。

 

 

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単焦点85mmでスナップ撮影の巻 - 二子玉川周辺(2)

前記事よりつづく

 

二子玉川駅周辺には、正確には何のイベントかはわからないが、オブジェがいたるところにディスプレイされていた。

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蔦屋家電。おなじみのTSUTAYAでは家電も扱う店があるらしい。

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二子玉川 蔦屋家電は、全く新しいスタイルの家電店です。最先端の技術を駆使した製品からクラシックなデザインまで幅広く取り揃えました。BOOK&CAFÉの空間で、家電を通してさまざまなライフスタイルをコンシェルジュたちが提案します。

中には入らなかったので、は「ちょっと何言ってるのかわからない」(笑)

 

次は、公開するどうか悩んだ一枚。実を言うと、写真はこの女性から掲載許可をいただいてはいない。当初は自分もブログに載せるつもりはなかったが、帰宅後にPCで写真を見たところびっくり。まるで往年の「エメロンシャンプーのCM」に出てくるような美しい髪に目を見張った。皆さんにも見てもらいたくなり、ここに掲載した。

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(かなり大写しです。もしも問題があるようでしたらすぐに削除します。また、ネガティブな意図は一切ありませんので、どうか無断掲載をお許しください。 )


飲食店、雑貨屋、生鮮食料店。。

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※ こんなに値札が目につくとは思わなかったわけですよ(笑)

 

多摩川へ向かう途中に自転車店がある。

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自宅最寄り駅で駐輪場をパシャ。少し絵画風にレタッチした一枚。

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85mm単焦点でスナップするのは楽しかった。被写体や自分の思いを中望遠レンズの狭い画角に閉じ込める為、前後左右に動き回ったり、構図を作るためにフアインダー内で試行錯誤する。

この手間が「写真を撮っている」という実感につながった。力メラ+レンズ合わせて約1kgと軽量だし、そんな意味でもこれはスナップ向きのレンズだと思う。

しかし、このレンズの描写には改めて驚いた。ソ二ーFEマウントの撒き餌レンズと呼はれる理由がよくわかる。そして、今まであまりやってこなかった、「解放F値付近でボケを重視した写真もいいもんだ」と、今回あらためて気付いたのだった。

 

 

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単焦点85mmでスナップ撮影の巻 - 二子玉川周辺(1)

駐車場でワーゲンバスを発見。この時代のフォルクスワーゲンはメチャクチャカッコいい。

 

ソ二ーの単焦点レンズFE 85mm F1.8 (SEL85F18) を所有している。このレンズは比較的安価&軽量で使いやすい。先月久しぶりに使ってみたところ、あらためてその軽さに好印象をもった。そんなこともあり、「これはスナップ撮影にこそ使いたいレンズ」と感じていた。

もちろん中望遠レンズなので、どちらかと言えば「切り取り系」。さらにあまり寄れるレンズではない。なので構図を作りにくい時は、軽さを生かして自分が動き回ればいいかと。

 

駅構内 は様々な人が行きかう。
 

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駅構内 の電飾看板が印象的だった。

 

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何かのイベントが開かれ、たくさんの人で賑わっている。

 

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通常の撮影では、あらかじめ被写体を決めて臨むこともあれば(名所での撮影とかブツ撮りとか天の川とか)、被写体を決めず、現場で被写体を探しながら撮ることもある。

スナップ撮影は後者だけど、これこそ撮影者の視点や感性がもろに出る。だから、漫然とシャッターを切ってもいい写真は撮れないだろう。そこが難しいところだが、逆にスナップ撮影のだいご味かもしれない。

今回はなるべく解放F値付近でのボケを生かし、少し暗めの露出(PhotoヨドバシやKASYAPAみたいなやつ。あれ、好みです)で撮ろうと決めていた。
また最近になって、自分の写真は、「今まであまり解放付近は使わず「絞った画」が多い」という事実に気付いた。なんでだろ?パンフォーカス写真が好きなこともあるが、解放付近のボケを使うのも嫌いじゃないのに。

で、今回は「ボケ野郎」で行こうかと(笑)ロケ地は二子玉川周辺。

 

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ファミレスでまったり中。寄れないので料理が撮れず、タバスコをテーブルの端っこにおいてパシャ。 

 

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葉山マリーナと葉山漁港(2)

葉山マリーナ(1)より続く。

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日が暮れるにつれ、係留されたヨツトも茜色に染まってゆく。 これから日が沈むタイミング。最も好きな時間帯。

 

葉山マリーナに隣接し、朝市でも知られる「葉山漁港」。

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誰もいないタ方の漁港はなんだかシュール。こんな光景に出会う度シミジミとしてしまう。タ陽の茜色は、同時にシミジミ色でもある。


逆光&シルエットの漁港管理事務所。終業のチャイムが響いていたので、時刻は午後5時。

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「逆光シルエット」もいいな。ファインダーに太陽を入れられるのはミラーレスカメラならでは。太陽が白飛びしないよう「ハイライト重点測光」に切り替えた。

ただのタ陽だとつまらないので、ここからはクリエイティブスタイルの設定で「マゼンタ」を少し加えている。(M+2とか)

今回訪れた葉山マリーナはナイススポットだった。天気や時間帯も良かったし混雑もなかった。そしてなによりも美しかった。 

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考えてみれば、写真を趣味にしてなければこんなところに出かける機会もなく、こんな光景に出会うこともない。写真をやっていて「良かった~」と思える瞬間。

 

 

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早咲きの桜 - 彼岸桜

彼岸桜を知っていますか?

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昨日の夜、近所の蕎麦屋の駐車場で見事な桜が咲いていた。「えっ、もう満開の桜?」と不思議に思ったが、「早咲きの桜かも?ともあれ明日の日中に撮影しなくちゃ」と決めた。で、今日(3/17 日曜日)の午前中に撮影したのであった。

明るいところでよく見ても、やはり馴染みのある桜と変わらない感じ。やっぱり桜だ!美しい!ともあれパシャ。

撮影していると蕎麦屋のおかみさんが出てきた。朝の掃除らしい。挨拶をかわすと、「これは彼岸桜で彼岸の入り頃に咲くんですよ」と教えてくれた。本当は知らなかったけど「あ~、そうじゃないかと思ったんですよ~」とシッタカ(笑)

調べたところ、今年の彼岸の入りは3/18(月曜)らしい。なるほどピタリだ。じゃ、そのタイミングに合わせてブログを更新しよう。

この日のレンズは FE 85mm F1.8。ソニー Eマウントの撒き餌レンズとも言われ、評判もいい。久しぶりにこれを使ってみた。実は過去に幾度か撮影したが、イマイチさえないことが多かったので今日はリベンジだ。

あれ、結構開放でもいいんじゃないの? 

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葉山マリーナ(1)

先週末は天気に恵まれサクッと外出したかった。そこで、一時間ほどで行ける湘南を目指すことに。 

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目的地は葉山マリーナ。ここは冬の間なら駐車料金も無料らしい。また、敷地内に入るのは初めてなので、その意味でも楽しみ。

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午後遅くに葉山マリーナへ到着。確かに天気はいいけど、メチャメチャ強い風が吹いている。駐車中の車内で、強風にあおられた車体がグラグラと揺れるのを感じて少し焦った。

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波が防波堤を時折乗り越えるせいで、地表も海水に濡れている。そして打ち付ける白波が強風に煽られ、その飛沫がレンズプロテクトフィルターにも付着してしまった。

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葉山マリーナは、日本におけるヨット発祥の地だとのこと。敷地内にはたくさんのヨットが係留されている。

しかし、こんなヨットを持っていたら最高だろうな。いや、知人の所有でいい。深夜沖に出て、優雅にワインでも飲みながら頭上に輝く天の川を眺めたりして。。おっと、もちろんそんなこととは無縁なのであった。

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だんだんと日が落ちてきた。タ焼けした空の茜色がすべてを優しく包み込む。

葉山マリーナにはフォトジェニックな被写体がたくさん。次回へと続く。

 

 

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旧岩崎邸庭園でやる気満々の巻

「おーいい天気だ!」とやる気満々で、東京都台東区にある旧岩崎邸庭園を訪れた。湯島天神や上野不忍池もすぐそば。 

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この庭園に現存する建物は、三菱の創始者・岩崎彌太郎の長男・久彌が建てた岩崎家の本邸である。往時には、1万5000坪余りに20棟もの建物が並んでいました。

https://www.gotokyo.org/jp/spot/420/index.html

 

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建築物を眺めていて、Eaglesの「Hotel California」のジャケット写真を思い出した。茜色の夕日がバックならば、まさにHotel California!

www.youtube.com

 

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モノクロにしたところなんかいい感じ。中世ヨーロッパのお城を舞台にしたホラー映画みたいだ。

 


 

実はここを訪れたのはOsmo Pocketで動画を撮るためだった。実際何カットも撮影したので次は「動画作品」と思いきや。。

「な、なんということでしょう」、、この日の収穫は「動画と静止画はそもそも違う」とあらためて気付かされたことのみ。^^;

気を取り直して、今回はあらためて動画について考えてみることに。

まず静止画は「一瞬の光景」を切り取るものだ。撮影時には、被写体の選択・構図・光の状態・明るさや色・ボケ具合などを計算し、ファインダーの中になんとかそれらを閉じ込めようと試行錯誤する。それは魅力ある一枚をものにしたいから。これこそが写真を撮る最大の楽しみだと感じる。

一方動画は「静止画とは別のこと」も考慮すべきだと痛感した。記録用の動画ではな<、「動画作品」を撮影するならなおさらだろう。しかし自分は それに気付いていなかった。もちろん他に技術的なことは色々あるだろう。でもその前に「動画撮影時に最初に考慮すべきこと」として以下のように思った。

  1. 大前提としてそれが「動く作品」であること
    →「動いているからこそ魅力的にうつる被写体」を捉えることが、動画で表現する意味ではないかと。つまり静止画で魅力を感じる箇所とは別だと思う。

  2. たった数分の作品でも、同じような力ットばかり続けば何の魅力もないつまらない映像になる(今回はこれ(笑))
    → 今回は同じ建物を何力ットも撮影。撮影中は「いろいろな力ットを撮った」と思っていたが、PC に取り込みそれぞれをつなげてみると、同じような絵ばかりの作品になり自分で観ていてもヒジョ~につまらなかった。(笑)

 

このように、動画として魅力のある「作品」を創りあげるには、その性質を踏まえたうえでのストーリー展開をあらかじめ描いておくことが重要ではないかと。YouTube でOsmo Pocketで撮影された動画作品(特に海外)を鑑賞するとそれを痛感するのであった。

 

 

 

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