帰宅時に電車の中刷り広告を見て「世田谷ボロ市」が開催されることを知った。それは毎年12月15・16日と1月15・16日の4日間(曜日に関係なく)に開催され、一日およそ20万人が訪れる。
400年以上も続く「世田谷ボロ市」は、東京都の無形民俗文化財にも指定されている。
ボロ市は今で言うフリーマッケットのようなもの。通りの両側には約700店もの露店が建ち並び、様々なものが売られている。
ここには自分が小学校低学年だった頃に一度来たことがある。ボロ市は当時もたくさんの人でにぎわっていた記憶がある。そしてほとんどの露店が餅つき用の大きな「杵と臼」を売っていたのがとても不思議だった。「なぜそんなモノがこんなにたくさん売られているんだ?」当時でも餅つきをする家庭なんてかなり珍しかったし。
久しぶりに訪れたボロ市ではいったい何が売られているのか。「杵と臼」はさすがに見当たらず、売られているモノはすっかり様変わりし「何でもあり」状態だった。様々な日用雑貨、食べ物(つまり屋台)、古着、おもちゃ、ジャンク品などを扱う露店がズラッと並んでいる。
写真を撮るつもりだったが道が混雑して立ち止まれない。さらについつい店の中に入りじっくりと商品を品定めしてしまう。 ま、でも写真はいいか、撮影禁止の店も多いしね。それなら今日はまったりとボロ市を楽しもう。
ジャンクカメラ、昔懐かしいポスター(Jimmy Page のレスポ-ルギター演奏シーンや、古い怪獣映画のポスターには涙チョチョギレた)、なぜか古銭も売っているという一風変わった露店でしばらく撮影させてもらった。
結局この日購入したのは、ここで見つけた「昭和39年オリンピック100円硬貨」一枚(300円) だけだった。(笑) ちなみにボロ市で買ったものは「戦利品」と呼ぶらしい。
ネットで買い物するのも悪くは無いけれど、実物をしげしげと眺めたり、実際に手に取ったりできるのはこの「ボロ市」ならではの楽しみ。こういうのっていいもんだ。
帰路の世田谷線上町駅にてパシャリ。
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