カールツァイスBatis 2/40 CFを購入した。
標準域の単焦点レンズがどうしても欲しくて、数週間検討を重ねた。そして画質はもちろん、気軽にスナップに持ち出せるように、軽さを最も重視したのであった。できれば総重量(カメラ本体+レンズ)を、1kg程度におさめたい。
また新しいレンズを購入するのは約一年ぶり。モリモリとテンションが上がるのは言うまでもない。
レンズの到着が桜の満開時期とも重なったので、テストを兼ねて多摩川の土手に出かけた。平成最後の桜は、いわゆる名所ではなく、近場でマッタリと撮影しよう。
東京側の多摩川の土手には、あちこちで桜が咲き誇っている。のんびりと散歩する人、桜の下で弁当を広げ談笑するカップルや家族、みんなが楽しそうにしている。こんなまったり感が心地よい。
↓この桜を撮っていたら、突然わきにプロのカメラマンが移動してきた。レンズが詰まった大きなジュラルミンケースを手に、肩からはキヤノンの一眼レフ (with 大砲レンズ)をさげ、モデルの女の子(=被写体)を連れている。そしてなんと、自分がまさに撮っている最中の桜の木の下に立つよう、モデルへ指示した。その結果、ずけずけと自分のファインダー視野にモデルが割り込んできたのだ。
えー?なになに?一瞬何が起こったのかわらなかった。が、すぐに「え、先に他人がここで撮影しているわけだし、なにはともあれひとこと断るのが当然の礼儀だろ。」「プロにはそんなの必要がないとでも思っているのか?なんだコイツ~!」と腹が立ってきた。
。。しかし被写体として女の子が登場すると、自分のファインダーにもまるでグラビアの様な画が。。「あれれ?これはこれで悪くないかも」と思い始めた(笑)。なので、堂々と「グラビア撮影」を決行させてもらいましたゼ!ザマミロ(笑)
有名な行楽地などでカメラマンのマナーが問題になることも多い。「人のふり見て我がふり直せ」。ということで、自分も撮影時のマナーには気を付けようと思う。いや、でも今回の件は「カメラマンとしてのマナー」以前の問題だな。
。。う~む、いかんいかん。腹を立てている場合ではない。そう、今日はマッタリの日なのだ!桜も美しいし、新レンズもゴキゲンだし。この後も、汗ばむ陽気の中で小一時間撮影を楽しんだのであった。
実はこの近くには「楽天」の本社がある。休日なので人はいないが会議にでも使うのだろう、通りのガラス越しに渋いテーブルが見えた。
しかしカールツァイスのレンズは期待通りの描写をしてくれる。なんというかウェットというか。シャープでありながらボケがクリーミーで、情感あふれる絵を吐き出す。また発色がいいので、カメラの「コントラスト設定」をマイナス2くらいに落としたところ、より好みになった。
しばらくこのレンズについての記事になります。
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