なんということでしょう 写真は楽し

まったりカメラ

ソニーα7R IIIで撮影しています。日々まったりと。 since 21 Oct. 2018

フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 - 漁港篇(α7R III)

被写体を探しつつ早朝の漁港をさまよった。人の賑わいはまったく感じられない。無造作に置かれた漁船や漁業の道具がよけいに生々しく感じられる。漁船、漁師小屋、漁業の道具、看板。。

 

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α7R III+フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical F2.8 1/6400秒 ISO100 露出補正-0.3EV

 

そもそも数ある焦点距離50mm前後のレンズの中、どうしてAPO-LANTHAR(アポランター) 50mmに魅かれたのか。これまでどちらかと言えば絞った写真を好んで撮っていたけれど、「今後は絞り開放でボケを重視した写真もスナップしたい」と思ったから。これが最初の理由。

そしてそれは自分の写真の幅が広がることをも意味する。「開放」でガンガンシャッターを切るのも楽しい。

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α7R III+フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical F2.0 1/6400秒 ISO64 露出補正-0.3EV

 


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α7R III+フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical F2 1/3200秒 ISO100 露出補正-0.3EV


またマニュアルフォーカスというところにも魅かれていた。動きものを撮るにはオートフォーカスレンズが適していることは確かだと思う。だから静止している被写体が中心になるけれど、MFは楽しい。ピント合わせはα7R IIIなどのMFアシスト機能を使えば難しくない。

 

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α7R III+フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical F2.8 1/6400秒 ISO100 露出補正-0.3EV

 

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α7R III+フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical F11 1/500秒 ISO100 露出補正-0.3EV

 


このレンズは「じっくりと被写体と向き合い、構図をつくり、自分でピントを合わせ、色々な設定を考えたながらまったりと撮影自体を楽しむ」というスタイルにふさわしい。これこそ自分の望むところ。つまり実用性を重視するというより、「趣味のレンズ」だと思う。

 

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そしてさらに期待したのが、空気まで写し出すと言われるAPO-LANTHAR(アポランター)の描写性能。

 

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当然解像感は大事。加えて物の質感描写やこのレンズならではの空気感を楽しみたい。

 

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P.S. このAPO-LANTHAR(アポランター)について調べると、「軸上色収差を限りなくゼ口に近づけるアポクロマート設計を採用」というフレーズが必ず登場する。軸上色収差とは、元来光の3原色(RGB) の波長は微妙に違うもので、厳密にいうと三つの光線が一点(=ピント)に収れんされず、結果不自然な色ずれが発生してしまうというもの。

被写体の輪郭や立体物の際にうっすら赤や青のにじみがでることがあるあれ。パーブルフリンジもそれかな?(ちょっとあやふや)ようするに色のずれがほとんどないので、美しい描写が約束され、その結果艶っぽさが生まれるということだろうか。


前記事 フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 - 早朝の海岸篇(α7R III) 

 

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