なんということでしょう 写真は楽し

まったりカメラ

ソニーα7R IIIで撮影しています。日々まったりと。 since 21 Oct. 2018

「桜は来年も帰ってきます。人の命は帰ってきません」山中伸弥教授のホームページ - α7R III + フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2

 

Cherry blossoms in the park

フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2、F2.2、1/1000秒、ISO100、露出補正 -0.7EV、ハイライト重点測光

 

京都大学 iPS細胞研究所 山中伸弥教授がコロナウイルスについての情報を発信されています。(毎日更新なさっています。)

www.covid19-yamanaka.com

 

メディアには新型コロナウイルスに関する情報があふれている。あまりの情報の多さにどれを信じていいのかわからず、かえって不安になることが多い。

先日、山中伸弥教授のホームページの存在を知った。拝読して自分の認識の甘さと不勉強さにあらためて気づいた。

このホームページは、特定の思惑に左右されることなく、事実やデータから導き出された客観的で確かな情報だけを伝えている。未だわかっていない事柄も、現時点での「確かさの程度」を添えて正確に伝えることに徹しておられる。以下、山中伸弥教授のホームページから転載させていただいた。

正しいかもしれないが、さらなる証拠(エビデンス)が必要な情報
(対策)
・感染していない人がマスクをすることにより、感染予防にある程度が効果がある。
(私の家にある残り少ないマスクは、医療関係者の家族に使ってもらっています。もし咳とか症状が出たら、常時、マスクをします)
・BCG予防接種が新型コロナウイルスに対しても効果ある

当たり前だが新型コロナウイルスは未知のもので、現時点で対策の絶対的な正解は少ないのである。

 

個人でのご尽力にもかかわらず、これだけの多岐にわたる有益な情報を発信してくださり、感謝の念に堪えない。またこのページから感じる「真摯な思い」にも感動。 

これは山中伸弥教授が、自らが所長として所員に送られたメール。

所長便り 2020年3月26日

 

「桜は来年も帰ってきます。人の命は帰ってきません」

 

例年より早く桜の開花が進んでいます。いよいよ春ですね。

 

皆さんにお願いがあります。今年のお花見は、人混みは避け、近くで咲いている桜の周りを散歩するだけにしてください。

 

多くの人が集まり、座り込んで宴会するのは、たとえ屋外であっても飛沫感染や接触感染のリスクが高まります。自粛要請があるとは言え、この週末は全国から多くの人が京都に来られるかもしれません。新型コロナウイルスはすぐそこにいるかもしれません。感染すると、自分は症状が出なくても、周囲に広がって、リスクの高い方には生命の脅威となります。

 

新型コロナウイルスはすぐそこにいるかもしれないと自覚することが大切です。桜は来年も必ず帰ってきます。もし人の命が奪われたら、二度と帰ってきません。

 

1人1人が油断せず、万全の対策を取って頂きますよう、お願いいたします。

 

山中 伸弥

 

新型コロナウイルスは人間の弱点を浮き彫りにする。健康はもちろんのこと、産業や経済、各国の思惑、人間関係やエゴ、他者を差別する感情も。

何の解決策も示さず、揚げ足取りに終始し、文句しか言わない一部の政治家やワイドショー。また、こんな時でさえ自国に有利になるようなことだけを画策する某国。今やそんなことをしている場合ではない。

今、日本国内の政治家は、超党派の議員グループを結成してでも一丸となり、全力でウイルスに立ち向かうべきではないだろうか。さらに、今や人類共通の敵となった新型コロナウイルスに勝利する為には国際的に協力しあい、全世界の英知を結集することこそが急務だと考える。

新型コロナウイルスにとっては、右も左も上も下も、特定の国も知ったことではない。その攻撃目標は人類すべてであり、全員が「平等」にリスクを抱えている。

 

Cherry blossoms in the park

 

 

 

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