渋谷駅で途中下車した。京王井の頭線の改札へと続く通路にあるという、岡本太郎作の巨大壁画が見たかったからだ。
調べたところそれは1968~1969年につくられた「明日の神話」という作品で、「1954年に第五福竜丸が被爆した際の水爆の昨裂の瞬間」がモチーフだとのこと。実際に横幅30メートルという巨大な壁画の前に立つと、その迫力に圧倒される。
原水爆をテーマとした岡本作品はこれを含めて4つもあるらしい。それ以外の「太陽の塔」でもそうだが、逆境に立ち向かう人々のたくましさ、「人間賛歌」とも言える作者の強い思いがどの作品からも伝わってくる。
この場所で、「う~ん、この条件で撮っても『jpeg撮って出し』は冴えないものになりそう」と判断し、raw現像&レタッチを前提とした撮影にした。例えば周りが暗く、それにつられて肝心の壁画がどうしても明るく&正確な色に写らないので、その部分は後でレタッチしようとか。。
ミラーレスカメラのEVFに映るのは「仕上がり画像」なので、事前にそうした判断ができるのはありがたかった。
またこの場所から通路のガラス越しに「スクランブル交差点」を見下ろせる。ただしガラスには金属の網が埋め込まれている。撮影時にはそれが写らないように絞りを開放気味(これはF3.5) にした。(↓それでもうっすらと。。)
地上に出ると強い陽射しに照らされたビルが浮かび上がる。ここ渋谷でも2020年に向けての「再開発」をいたるところで目にする。数年後の、生まれ変わった街の姿が楽しみだ。
渋谷からの帰宅時に天気があまりにも良かったので、二子玉川駅でも途中下車。ホームから多摩川をパシャリ。ホームの柵と、雨除けの屋根との間に景色が広がる。(16:9にトリミング、傾き等を修正)
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