海芝浦駅って知ってますか?
それはJR鶴見線「海芝浦支線」の終着駅。駅には東芝の工場が隣接し、そこで働く人の通勤用にこの駅が存在する。無人の改札を抜けると工場の受付があり、関係者以外はそこを通り抜けることはできない。つまり普通の客は駅から出ることすらできない。まずは駅のホームでパシャパシャ。なっなんだ、この解放感!
この駅は鉄道ファンにはよく知られた「海に浮かんでいる駅」で、絶景ポイントとしても有名だ。10年ほど前にここへ来たけれど、その時はカメラへの興味がなかったので撮影は一切しなかった。ただ、その時に見た夕方~マジックアワーの光景は今でも忘れられない。のちに写真を撮るようになり、いつかあの絶景を写真に収めたいと思っていた。
年末になると一年を振り返ってしまう。うーん、今年はいいことがなかったな~。まま、人生いろいろ。せめて年の終わりに好きな夕景やマジックアワーをとことん味わって、好きな写真もガンガン撮ってまったりしようじゃないの。ほら、「終わり良ければすべて良し」って言うでしょ。
それなら「海芝浦駅」にいくしかないでしょ!で、午後3時過ぎに到着。帰りの電車は午後5時2分発。その間、だれもいない時間を独り占めできる。実は駅の先にちょっとした空き地(ベンチあり)があり、工場の敷地に入ることなくそこでまったりできるのだ。
周りには夕景が広がっている。誰もいないベンチで海や工場地帯、レインボーブリッジや行きかう船を見つめていると、自分の心がほどけていくのがわかる。
水鳥もまったりと浮かんでいる。
圧巻の美しさ。こんな夕焼けは本当にひさしぶり。
この日の日没は午後4時半、ということはもうすぐ日没。いよいよ「マジックアワー」が始まる。
今年最後の投稿となります。一年間お世話になりました。どうぞよいお年をお迎えください!
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