9月末に東横線の多摩川駅周辺でスナップ撮影をした。その際「ついでに隣駅で途中下車してみよう」と思ったのが、田園調布駅に立ち寄ったきっかけだった。
この駅に降り立ったのは数回、しかも何十年も前。ただ、少年時代に見た「駅舎」の鮮明な印象は今でも残っている。今、もう一度その駅舎が見たかったのだ。
田園調布駅の外に出て見た景色は、少年時代のそれとすっかり変わっていた。驚いたし、何より目当ての駅舎がない。なんとそれは現役の駅舎としては使われておらず、現在の駅から少し離れて「展示物」として残っていた。行ってみると確かに当時のままの姿を保っている。う~む、少し寂しいけど時代の進化とはそういうものだ。
その後隣の多摩川駅に移動し、多摩川の河原に降りて丸子橋付近を散策した。
遠くの橋には新幹線が見える。
河原独特のマッタリした雰囲気が好きだ。
彼はギターを弾きながら、矢沢永吉の「時間よとまれ」を聴かせてくれた。
先だっての台風19号で甚大な被害を被った多摩川ではあるが、これからも穏やかで愛され続ける憩いの場であってほしいと切に願う。
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